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キャンバスのキミ

第11章 気まぐれ?Kiss

一人、泣きながら歩いていると、


「ちょっと、良いですか?」


と女の子が声をかけてきた。


あ…曽根君と一緒にいた子…


「何でしょうか?」


私は泣いていた事は知られたくなかったので、き然と振る舞った。


「松雪さんですよね?」


「そうよ」


「私、二組の鈴木 愛です」


「・・・・で?」


「私、ずっと曽根君が好きで…」


「それ、私に言うこと?関係ないでしょう」


「あるんです!曽根君…アナタが好きだって言うんです!」


え…?

そうなの⁇

じゃあ、この人彼女じゃないの?


「・・・・・・」


「お願い…曽根君を好きにならないで」


「そんな事言われても…」



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