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パイレーツを討った日の昼頃、チームは建物に帰った。
チームがイスに、腰を預けると、褒得が言葉を口にした。
「オレ達が、オシオキしたヤツらが、船から、消えていた。どういうコトだ？」
果歩が、彼のこの言葉にオシオキする。
「久しぶりに、聞いたぞ。そのコトバ。オジサンだなぁ・・・。」
褒得が、思わず、オーバーリアクション。
「ウソ!？そうなの!？」
冷めた目線を、2人に送る、領楽とレオンハルト。
（どーでもいーよ。）
領楽が、チームをさとす。
「オレ達は、多分、セレクトされたんだ。」
3人が、彼の話に、耳を委ねる。
領楽が一言。
「カオスにな。」
レオンハルトが、意見を投じる。
「それと、この話が、どうカンケイある？」
領楽が説明する。
「カオスは、オレ達を、試している。この世界を救える、変えられる人間かどうか。」
レオンハルトが、再び、口ずさむ。
「それが、どうした？」
領楽が、解析する。
「あの海賊は、フツウの海賊ではない。青龍が、作った、もののけだ。」
レオンハルトが、首を傾げながら、喋る。
「人間じゃないってワケか・・・？」
領楽は頷く。
これを見て、レオンハルトは、ニヤけながら、呟く。
「お前は、変わったコト言うなぁ・・・。しょーがねーな・・・。」
領楽が、話を治める。
「これで、青龍が、少しでも理解してくれれば、いいがな・・・。」
チームの周りに、不思議な雰囲気が歩くのだった。
褒得が、これを、チェンジさせる。
「ところで、オレが造った、ライトサーベルと、シールド、どうだったよ？」
領楽が答えた。
「オウ。軽くて、使いやすかったぜ。盾もレーザーシールドが、造れる。お前、頭いいなー。」
褒得の表情が、ほころんだ。
「カンムリョウです。」
レオンハルトと果歩が、思った。
（上司と部下の接待かよ。）
これは、褒得のアイテムのおかげだけではないのである。
チームの、ステータスの、高さであった。
そして、このメンツの、何気ない、人間力。
このチームが、世界を、原点に、（＊）進化させていく、可能性は、充分にあると言っても、いいだろう。