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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

「三つ目、もしも記憶消失のとある少年に出会ったら伝えておいて欲しいことがある。
"君の正体は、歴史のどこかに隠されている。" と。
確か珍しい名前をしていたっけな、彼は。
彼について全てが分かったわけでは無い。ただ、」



鏡音は手紙の最後の方に目をやる

そっと、その文章を読んだ。




「…嘘でしょ…?」





鏡音は目の前の言葉に目を疑った

信じられるハズがない。




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