
私立愛鷹学園高等部
第17章 *祈り*
「そーいや、なんで夾は来たんだ?」
「あー、ウン。話すとながいよ?w」
オレはこうなった経緯を話した
高校のことも親友のことも
もちろん新山のことも
全部、全部話した
「そうか…よかったな、夾。」
「は?なんで、フラれたのに?」
「確かにそうだな。でも、オレは母さんと別れて、少なからずよかったと思う。変われたからな。別に母さんを嫌とか結婚を後悔してるわけじゃない。それを乗りこえたないとわからないコトもあるってコトさ。」
「難しいな…」
「ははっ、夾にはまだ早かったか?wま、わかるようになるさ。今を大切に生きたら結果はついてくるからな?」
「…うん。そんな気がしてきた。」
感動…した。
こんなこと言う人じゃなかったから
違和感かもしんないけど
モヤモヤが晴れた気がして
少しだけ世界が明るくなった
