俺の小さなお姫様
第1章 第一章 メリークリスマス
「ここ、はるちゃんのおうちー?」
「そ、元は婆さんの家だけどね」
玄関を開け、愛ちゃんについた雪を払ってやる
「おばあちゃん?」
「そ、愛ちゃんにはおばあちゃんがいるんだよ。
後で電話しよーな。」
「うんっ!」
靴を脱ぎ捨てて愛ちゃんが家の中を走り回る
元気だなー(笑)
「はるちゃん!広いね!」
「おいっ、あんま家中走んなよ。」
愛ちゃんを追いかけ、リビングにあるソファーに座ってケータイを見た
もう10時か…。
俺はまだ眠くねぇけど、ガキんちょは限界だろうな
「愛ー!先に風呂入れよ。」
「はるちゃん、眠い」
もー半分ぐらい目閉じてるし!
「だーめ!ほら、なら俺と一緒に入ろう?」
今にも寝そうな愛ちゃんを抱えて風呂場に向かった
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