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案内屋 〜アンナイヤ〜 theガイドブック 其ノ一

第5章 怪異紹介

この地域にはそれ以前に有名なものがある。

「ボールが自力で坂を登る坂。」

誰もが知っている ナニ○レ○百景 という番組でも紹介された摩訶不思議な坂である。
その名の通り、ボールを置くと、自力で上り坂を登るのだ。

この謎の坂を登り切ったところに、例の白い家はある。

坂の頂上、二階建ての白い佇まいのシンプルな家。

目立ったものは無いが、山中の家にしては随分近代的だ。
何故か玄関は一階には無く、二階の壁に張り付くように設置されている。(ちなみに玄関に行く為の階段は無い。)

ただの廃墟としか思えないが、実はここで過去に不可解な事件が起きている。


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