
やっと、やっと…
第4章 灰色の心
・・・・・
目が覚めてしまった
時計は午前2時半を示している
体がだるくて起きようにも起きられないし、体が火照って寝つけない
暗闇の中で
携帯の光が見える
携帯に手を伸ばし
受信メールを見る
メール7件
友達からのお見舞いのメール
その中に圭介からの返信もあった
お見舞いのメールを見終えた後
圭介からのメールを開く
『1月7日 18:34
差出人:山下圭介
返信ありがとう
唯も同じように思ってたんだね
気持ちが知れてよかった
これからはまた前みたいに戻ろ!
とりあえず
まずは体大事にしろよ!
唯が元気になるの待ってる
早く会いたいからすぐ治せよ!
返信はいいよ
ゆっくり寝てね
じゃあおやすみ(^O^)
大好きだよ』
(圭介・・・
私も早く圭介に会いたい)
体調が悪いせいかこのメールを見たせいか、今までの圭介への疑問なんて全部忘れていた
圭介に会いたくてしかたがなかった
(ゆっくり眠れそう・・)
――――・・
そう思うと同時に
私はそっと眠りについた
