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理科室で恋をしましょ

第13章 本当のキモチ

次の日、アタシは嫌な気持ちもあるけど学校へ行った。

教室に入るとすぐに由佳が走ってきた。

「大丈夫だった?」

「うん。もう平気♪」

「ホントに大丈夫?」

「ホントに心配性だね由佳は。大丈夫だから」

「そっか。先生には具合が悪いから早退したって言っといたよ」

「ありがとう。先生それ聞いてどんな顔してた?」

「ちょっと焦ってた」

「ふぅん」

「ねえ、アタシ思うんだけどさ…」

「うん」

「先生もアンタの事好きなんじゃないのかなぁって思うんだよね」

「えぇ!?そ、そんなことないよ」

「そうかなぁ..好きじゃなかったらあんなに焦るかなぁ?」

「う…」

「ねぇさぁ、今日の放課後、理科室で告ってみなよ」

「えぇ!?む、無理だよ…」

「無理じゃない!!ちゃんと気持ち確かめないと、これからクラスで気まずくない?もし先生もアンタの事が好きだったら嬉しくない?」

「う、うん…まあそりゃぁ嬉しいけど」

「じゃあ、決まり。告るんだよ!!」

そのうち、先生が入ってきた。

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