
私の初恋[実話]
第1章 ともだち
放課後予定通り
ゆうちゃんの家に集まった。
お菓子が大好きなゆうちゃんは
テーブルいっぱいにお菓子を広げ
私達を出迎えてくれた。
四人でテレビゲームをしたり
くだらない話しで盛り上がったり
なんだかとっても楽しかった。
そろそろ帰り際の時
「なー!今度はみんなでカラオケ行かね?
俺、国歌歌う!」
京ちゃんがいつものニコニコ顔で言った。
「いいねー!乗った!
あっくんの歌も聞いてみたい!」
ゆうちゃんもニヤっと笑いながら返す。
私は正直戸惑った。
14年間一度もカラオケをしたことがなかったから。
「うん!行こう!カラオケ!」
思わず言ってしまった。
