アイドル君からダイエット命令
第2章 いじめ
これが初めてかも
しれない。
この子とまともに
目を合わせ話すのは。
「今、『feel』の
5人目の募集してるの
知ってるぅ〜?」
愛佳ちゃんは変わらず
笑顔で
首を傾ける。
「知ってるでしょ」
「あいついつも
『feel』のファイル見て
ニヤニヤしてるし」
笑い声と共に
また悪口じみたこと。
なんだか自分のせいで
『feel』が
けなされているようで
また涙がポタリと
白い床に落ちる。
「あのね〜
ウチと直子ちゃんとで
そのオーディション、
受けようと思うのぉ」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える