
男気花飾り。
第15章 モノトーン・セクシー
「へ〜…マサちゃんか〜…可愛い名前〜…
ねーねー、もう功にぃとは…キスしたんだよね〜…」
ドキン!
いきなり…声のトーンが低くなって…
大人びた表情になった!
うゎ…やっぱり…寺に似てる!!!
ゴン!!!「痛っ!!!」
寺が、孝君の頭をグーでゴチンって叩いた!!!
「ってーな!何すんだよ!」
「エロガキが!!!何聞いてんだよ!!!」
「いいじゃんか!見ろよ!マサちゃんのこの反応!!!超〜〜〜〜〜〜〜〜可愛い!!!功にぃには勿体ない!!!
マサちゃん!こんなジジイと別れて、若い俺と付き合おうよ〜ね?」
「何が“ね?”だ!!!」
孝君のペースに寺もタジタジ…
俺は、ハハハっと笑うしかなかった…
食事が終わり、俺は洗面所に立った…
「はぁ〜…孝君…元気だなぁ…しゃべるとボロ出そうだし…まいったな…」
俺は、洗面所で…空に言われた通りにメイクを直す…
全身を鏡に映し…服装チェック……「よしっと」
と…洗面所から出る―――――――!!!
と…目の前に…孝君がいた…
