
男気花飾り。
第2章 フェイクファーの魅力。
リビングはシーンと静まり返っていたが…
俺の心臓は…うるさいくらい…ドキドキと鳴りつづける…
『アーちゃん…怖いし…』
空の空気を変える一言に…
ピリピリ感は、消えた…
『え〜っと…寺長根くんだっけ?』
朝姉ちゃんが、寺を見つめゆっくり聞く…
「はっ…はい…」
寺も、まだ動揺は抜けてはおらず…
声が…震える……
『…君は…マーちゃんの…いや、雅の……
親友…と、思っていいのかな?』
すると…寺は、俺をキリッと…見た?!
「親友だと…俺は思っています…」
し…親友――――――…
ドキ…ン…と、した…
俺は……寺を…友人―――…
と…思っていた…から…
