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秘密の約束

第18章 先生の彼女

高3は建物が違うため、バス停で別れた。

「さよなら。」

「またねー。」

岡田先輩は笑顔で手を振って歩いて行った。

岡田先輩と帰れたのは嬉しかったが、私の中では引っかかることがあった。

(大場先生の彼女って、本当にあたしのことであってるのかな…?)

突然の不安に襲われる。

でも、こんなことを気にしていたらまた中間試験の時と同じ繰り返しだ。

今回がクラスに戻れる最後のチャンス。

絶対に逃すわけにはいかない。

そう自分に言い聞かせて予備校へと入った。

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