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秘密の約束

第24章 説得

少なくとも俺は、あのメンバーには隠し事などしたことはなかった。

俺は、志穂がきっともっと詳しく知っているだろうと思い、志穂に電話をかけた。

「もしもし、志穂?」

「あ、大川。どうしたの?そんなに焦って。」

「かほのことなんだけど…。」

そう言うと、志穂は黙ってしまった。

「なぁ、志穂…お前何か知ってるだろ…。」

「…みんなよりは少しだけ状況は把握してる。でも、実際本当にあたしもかほの居場所は知らない…。これは事実…。」

「そっか…志穂はいつからかほのこの状況を知ってたの?」

「クリスマス前くらいに知った…。」

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