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秘密の約束

第8章 2人の約束

(あ…お姉ちゃんには話さなきゃ…。)

生まれてから今まで、私はお姉ちゃんに隠し事をすることは滅多にない。

それだけお姉ちゃんのことを信頼しているのだ。

「あ、あのさ…お姉ちゃん…。」

私は姉の隣に静かに座った。

「どうしたの?そんな静かになって〜。彼氏でもできた?」

(えー!なんでわかったのおおお!!!)

私が顔を赤くして俯いたため、すぐに姉は図星だと分かったみたいだ。

「へー!良かったじゃん!おめでとー!」

「でもね、ただ普通の恋じゃないんだよ…。」

「は?」

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