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秘密の約束

第12章 嫉妬

よく俺に話しかけてくれるのだが、俺にとってはありがた迷惑。

この先生はかなり苦手だった。

男の森川先生という国語科の先生も、今日一緒に海へと来ていた。

「森川先生は、海とかお好きなんですか?」

「俺は、泳ぐのが好きだから。」

そう言って笑っていた。

この先生は本当にイケメンだと思う。身長は高いし、運動も出来るし面白いしで生徒にも好かれている。

(すごいなぁ…。)

女の先生達が飲み物を買いに行っている間、男性陣の俺と森川先生と英語科の中山先生が残された。みんな20代後半だ。

しばらくの沈黙のあと、最初に口を開いたのは森川先生だった。

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