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秘密の約束

第14章 文化祭

すると

「あ!神崎さん。これ運ぶの手伝ってもらってもいいかな?」

「は、はい!」

後ろから、助け舟のように誰かが言ってくれた。

「すみません…私今から手伝わないと…。」

「あ、そうですか…。」

どうにかその人達をやり過ごす。

「ありがとうございます!森川先生。」

物を一緒に運びながら、助けてくれた森川先生にお礼を言う。

「大丈夫だった?」

「はい!」

森川先生には補講の時に1度だけお世話になったのと、去年の総合の授業でお世話になっただけで、そんなに面識はない。

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