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エースの彼と………

第5章 先輩の過去

正直もうだるかった



俺の外見だけで告白してくるやつとか
どうでもいい



ちゃんと俺を見てくれるやつがよかった





「ごめん、俺………」

「そ、ですよね……先輩はみんなの王子様ですもんね!
告白なんて身の程知らずなことしてすみませんでした」


そう言って
走って行く2年の女子



「外見だけで人を判断するなよ…
何が「王子様」だ
こっちだって演じてんだよ」



王子キャラを演じることに
飽き始めていた中3の夏
















あいつが現れたのは
そんな時だった

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