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おもう・想う・オモウ

第1章 1

たまにはお兄ちゃん、たまには弟。
先輩であり、後輩でもある。


何を考えているのかまったくわからない。
思考回路が把握できない。


私が貴方に嫉妬しているって思えば、
貴方は私に嫉妬しているという。


何なんだろうね。
この有耶無耶。


すれ違いって思えばそうでもない。
何なんだろうね。


心配や不安、胸に溜め込んで・・・
限界まで、ぎりぎりまで・・・
それが溢れ出した時に二人そろって・・・


『同じこと、考えていた』


馬鹿だね、おかしいね。
突っ込みどころ満載なのに。
不安はどっかへ飛んでいっちゃったよ。

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