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それでも私はここにいる

第214章 煤

こころが…
すすけて
先が見えない
磨いても
磨いても
すすは広がり
とることができない
こころは
こころは…
もろくて
欠けていく
煤が積もる
黒く
黒く…
祓うことの出来ない
黒い煤
それでも
きっと…
わたしは
わたしの
輝きを忘れない

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