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それでも私はここにいる

第229章 いっぽ

空が
深い蒼から

ピンクへと
色を変えていく
あぁ…
朝が来る
足取り重く
道を進む
霞がかかる
山々に目をやると
山頂に残る雪が
朝日に照され
山は神々しく
光輝く
山は言う
立ち止まるな
お前は進め
ただそびえ立つ
山々は
胸を張って
私を送り出す
あぁ…
わかってる
少しでも
少しずつでも
私は進むよ
この先の
結末など
分からない
私が歩みを
止めれば
終わる
霞んだ道を
私の速度で
確実に…
一歩づつ

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