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｢真香ぁ早くしないと入学式に遅刻するわよ?｣
｢はーい｣


ベタな言葉に返事をしながら制服に腕を通し階段を駆け降りる
｢ママ!行ってくるっ｣

桜が舞ってる道を歩いていると
坂から男子高校生が走ってくる
｢そのままだと遅刻するよ｣
時計を見ると確かに…
｢ヤバ｣
ｶﾞｯ
嫌な予感しかしない
｢何するき?｣
｢近道｣
抱きかかえられ崖に飛び降りた
｢えっ!?ちょっ!｣
｢しっかり捕まってろよ｣
｢やーー!!!!!｣
－－－－－…
｢はーい。お疲れ様～｣
どうやら学校裏だったらしく
崖を降りての飛んで屋上についたらしい
絶叫マシンに乗ったかのようにハードで…
(あー…いろいろと疲れた…)
ぐったりとしてしまいゆっくりと降ろしてくれた
目を開けると澄み渡る青い空にキレイに色づいた桜が舞っている
(キレイ…)
｢ありがとう…｣
｢お礼はキスでいいよ｣
｢なっ!?｣
｢じゃぁまた後でね。真香ちゃんちなみに俺は長嶋晃太ｖじゃあまたね｣
走って教室へ行ってしまったあの男の子…晃太

教室の中は同級生の皆がワイワイと騒いでいる
｢あー真香ちゃん!｣
まさかの同じクラスかよ!
｢あ…さっきの…｣
｢覚えていてくれたんだ(笑)｣
｢当たりまえだよ!!!｣
はい…教室の中がやけに騒がしいのはコイツがいたから
どうやら晃太の美貌にクラスの女子は騒いで群がっていたのだ
しかもその群がりから抜け出して来たと思ったら
女子もついて来ちゃって私も囲まれてしまった
ある人は私を見て“男たらし”とか言ってくる女子がいる
ある人は私達をみてキャーキャー騒いでいる
｢二人って知り合い?｣
｢え?違うよ～｣
｢恋人?｣
｢違うってば｣
｢え?そうなの?すごく仲良さそうに見えたから～ゴメンね｣
｢大丈夫だよ別に誤るものの事じゃないし｣
｢そうそうvでも俺は結構真香ちゃん好きだよ?｣
｢なっ///｣
｢あー顔真っ赤にしちゃってカワイイっ｣
｢うっさい!///｣

これが二人の出逢いとなった