
紫響繚乱
第309章 労い
仕事終わり
どんな時でも必ず
「お疲れ様」
って言ってくれる相方さん。
その言葉で、それまでドーンと疲れがピークに達してても
スッと疲れが消えちゃう瞬間。
時には、早く紫響が寝れるように早起きしてくれたりとか
嫌な事があっても優しさに触れた瞬間
嫌な事もどーでもいい事に変わってすっかり忘れちゃう。
そんな紫響も、当然
「お疲れ様」
って、言う。
良く呑み会がある相方さん。
8割の確率で酔っぱらってる感じの相方さんが心配で遅くても起きてたり
1つの事に集中すると、時折運転がちょっと危うくなる相方さんの帰りを心配してみたり。
無事に帰ってくるとホッとしながら
「お疲れ様」
って極上の想いを込めて、伝える。
労うって、当たり前の事だけれど
当たり前じゃなかったりするでしょう?
片方しか労ってなかったり
心と口は別だったり。
ちゃんと、労える関係って
なんかいいな。
って、今日の朝寝惚けながらだけど思っちゃった。
これからも、変わらずこんな感じで居たいな。
なーんちゃって
