
紫響繚乱
第630章 3月 27日
手を伸ばせば届きそうな
手を伸ばして何気に空を掴むと
もしかしたら、その手を広げてみたら星が掌にあるんじゃないか
そう思うくらい、星との距離が近くって。
その下で
瀬戸内らしい
静かな波の音をさせながら、砂浜に打ち寄せる、波。
耳を澄ませば、10メートル先に浮いてるヨット2艘が揺れてる音も聞こえてさ。
そんな中、
砂浜まで降りて、空を見上げながら、静かにずっとその空間を愉しんでた。
すっごく贅沢で、すっごく素敵な時間だったよ。
色んなモノが浄化されて。
そんな時でも
やっぱり
相方さんに見せたら喜ぶだろうな
って思ってしまった。
