
紫響繚乱
第682章 5月 9日
まぁ、歳頃の男の子だよね。
恥ずかしそうに
「大丈夫です」
って言ってたけど、自転車起すの手伝ってあげて
一応ね、何かあったらと思って、前の車のナンバーしっかり覚えてたからさ
「これでどうにかなるのかは分からないけど、何かあったら…」
って、紙がなかったからレシートの裏に(笑)
で、怪我もしてそうもなかったし
雨も降ってるしさ。
紫響はそのまま車に乗ったんだけど。
ありえないでしょ?!!
何を思って幅寄せしたのか、ほんとバカな車だなって思ってさ。
呆れながら、濡れた腕とか服とか軽く拭いて
その前に、コンビニに寄って紅茶がなくて、仕方ないから缶コーヒー買ってたんだけど
それを飲もうと振ったらさ…
振ったら…
もう、既に振って開けてたんだよね
缶コーヒー・・・(;´∀`)
