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紫響繚乱

第683章 2ヶ月



わたし、わたしね、

君には内緒にしていたい

わたしは

君の思い出に浸ってしまう

わたしは

手放したくないんだ

わたし、わたしね、

いやなの


町の中を通り抜けるの

足取りは速く

過ぎてゆくたくさんの顔

家へと向かって


ぼんやりと前だけを見て

通り抜けていくの

抜けてゆくの

人ごみのあいだを


まだ君が必要なの

まだ君に会いたいの

ねえどうなるだろうね


もしもわたしが

空へと落ちていけたら

時間はわたしたちを

おいて過ぎてくれるかな

一千マイルだって

歩いてみせるから

もしもわたしが

今夜君に

会えるのなら



もしもわたしが

空へと落ちていけたら

時間はわたしたちを

おいて過ぎてくれるかな

一千マイルだって

歩いてみせるから

もしもわたしが

会えるのなら

もしもわたしが

君の腕に飛び込めるなら…


今夜・・・・




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