
紫響繚乱
第719章 6月 14日
でも
紫響の事なんかより
親友が、紫響の知らないとこで
沢山泣いて
沢山苦しんで
本当に本当に辛く、精神的にもしんどい日々を送ってた事が分かってね
紫響と親友って
仲が良いからか
お互いを良く分かってるからか
結構連絡取り合わないんだよね。
連絡ない事は、良い知らせ。
みたいな感じが昔から2人の間であって。
だから、連絡ないから仕事も忙しく、何事もなくやってるんだろうな
って思ってたの。
そしたら、昨日聴いて
1人で泣いて
1人で苦しんでたって事が分かって
友達なのに、何も知らなくて
そんな苦しんでたのに、何もしてやれなくて
手すら差し伸べてやれなくて
自分のノーテンキ過ぎる
連絡ない事は良い知らせ
なんて、バカな感じで居た自分が情けなくて
親友にも申し訳なくて
親友が可哀想で、本当に本当に可哀想で
紫響、居酒屋で親友を抱き締めて
思わず泣いてしまった。
居酒屋なのにね(笑)
周りは、絶対完全な泣き上戸の酔っ払いだと思ってるよね(笑)
