残業・メモ子
第39章 謎明
「……ったく…
もっと…劇的に…再会させてやるつもりだったのに…」
と…藤原は、私の腕を離した…
『…え…え…嘘…大島さん?』
私は…オロオロと…藤原を見た…
藤原は…私を…見なかった…
「……えっと……黒沢…さん?なの?」
大島は、私が黒沢だと言うことにも…少し驚いていた!
「いや!!!マジで?
非常階段とかで何回かあってて…もしや…っては思ってたんだよ!!!
しかし……スゲー…美人じゃん…
藤原…おまえの…言う通り……美人さんだ…」
『え?…』
私は、再び藤原を見た…
私を…美人だと……影男に…言っていたの?
「………」
藤原は…何も言わなかった…
『本当に……影男…なの?』
大島は…照れたように笑うと…
「…意外でしょ?
合コン好きな…チャラチャラした男が……
勃起不全ってさ―――…」
大島は、少し困った顔をした……
藤原は……はぁっと…大きくため息をついた…
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