テキストサイズ

残業・メモ子

第74章 会計課(畠山)×営業部(高橋)


『…もう…こんな場所で…
話しって…何よ―――』



畠山は…高橋の元へ歩みを続けるが―――――…




“話しがある…”と予告されていたらしく…



高橋を少しばかり警戒していた…



「ああ……まっ…座れよ…」



高橋は……自分のデスクチェアーに畠山を座らせ……





自分は……畠山の目の前に…


片膝をつき――――――…




スーツのポケットから…



小さな小箱を取り出した…







「穂波……
―――結婚してくれないか?」




高橋は……


小箱を開き――――――…




中の指輪を…畠山に見せた…




突然の…高橋のプロポーズに…




畠山は………『え…?』と…


その指輪を見つめ――――…












『――――…はい』




と…呟いた――――――…







高橋は、安堵の表情を浮かべると……



小箱から…指輪を取り出し…







畠山の左の薬指に―――…



そっ…と…はめた…





高橋は…畠山の手を握り―――



部長のデスク辺りに…ガッツポーズをしてみせた――…




すると――――――――!


薄暗かったオフィスがパッと明るくなり!




「「おめでとう――――――――――――――――」」



と!誰も居なかったオフィスから!営業部のメンバーや会計課のメンバーが拍手と共に…現れた―――――


――――――――――――


ストーリーメニュー

TOPTOPへ