
残業・メモ子
第76章 手帳
…鞄から……
メモ帳を出した――――…
「………」
私は…ベンチから立つと…
大島と向き合った――――…
『……ホントは…
大島さんだって――――…
必要ないくせに………でも…
もらって……くれますか?』
私は……出来るだけ……笑って…
メモ帳を……
大島に…
手渡した――――――――…
「――――…さんきゅう…」
私の手から――――…
メモ帳が―――――――…
離れた――――――――…
ポロ……っと―――…
涙が…頬を…流れる――…
今まで…
…誰かに渡す事や、見せる事なく…捨てられていた…
メモ帳が……
私の運命を変えてくれた人へ…手渡された――――…
と…同時に…
…メモの…
呪縛から…解放された
複雑な感覚になった―――…
メモ帳を出した――――…
「………」
私は…ベンチから立つと…
大島と向き合った――――…
『……ホントは…
大島さんだって――――…
必要ないくせに………でも…
もらって……くれますか?』
私は……出来るだけ……笑って…
メモ帳を……
大島に…
手渡した――――――――…
「――――…さんきゅう…」
私の手から――――…
メモ帳が―――――――…
離れた――――――――…
ポロ……っと―――…
涙が…頬を…流れる――…
今まで…
…誰かに渡す事や、見せる事なく…捨てられていた…
メモ帳が……
私の運命を変えてくれた人へ…手渡された――――…
と…同時に…
…メモの…
呪縛から…解放された
複雑な感覚になった―――…
