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紅姫と黒猫の夜

第4章 接吻

「ほら、寝てて。」

ジュダルの部屋につくなり、紅玉はそういう。

「寒ぃ。なんか…」

あったかいもんもってこい、と続けるつもりだった。

でも、言えなかった。

紅玉が………

ジュダルの布団の中に潜り込んでジュダルに抱きついたからだ。

「ね、これであったかいでしょぅ?」

紅玉の甘い香りに包まれる。 

(俺、こんなされたら、もう我慢、が…)

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