テキストサイズ

嵐が執事!?

第33章 *萌奈と翔*

翌日


コンコンコン

ドアをノックする音
翔が確認しに行く。いつもの事。

「お嬢様、ひな様です。」
『ひな?』
ガチャ

「萌奈!聞いて!」
『何?』
「萌奈のお父様がいらっしゃってるわ!」
え………
お父様が?まさか………
翔をみた。だけど、目を伏せているから、わからない。

「萌奈?どうしたの?」
『何でもないわ』
「お待たせしちゃ悪いわ。早く行かないと……」
『……そうね。準備するから、お父様に伝えてくれる?』
「わかったわ」
どんな風に行けばいいの?
いつも通り、知らなかったふりをして行けばいい?
それとも、嫌っていう雰囲気で行けばいい?

『翔、答えて。この話、私が知っていてはマズいのかしら?』
「はい。少なくとも、私の首は飛びますね。」
……嘘でしょ?
いつも通り行きましょう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ