嵐が執事!?
第33章 *萌奈と翔*
「こちら、娘の萌奈です。」
「噂には聞いていましたが、可愛らしい方ですね。
こちら、息子の翔太です。」
はぃ?
翔……太?
ていうか、勝手に紹介し合い始めて、聞き飽きたくらいの言葉聞いて………
何なのよ、これ……
本当に頭痛いんだけど……
笑いながら話を続けるお父様たち。
……もう無理。限界。
近くにいた人に、翔を呼ぶように伝えた。
すぐに翔が来た。
『お父様。私、頭が痛いので、自室に戻らせていただきます。』
「……そうか。」
『失礼致します。』
一応礼して、部屋を出た。