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翔「この棟はある階以外は普通の寮です。見て行きますか？」
普通の寮か…
別にいいですわね…
『見ないでいいわ。』
翔「分かりました。では、エレベーターで下におりましょう。」

エレベーターか…

翔「どのエレベーターに致しましょう？」
えっ…違うの…？
『中が違うの？』
翔「はい。こちらは四季のノーマルversionになっております。」
へぇ…
あっ！
この薄いピンクで桜柄が春かな？
『ねぇ櫻井、このエレベーターは…
春？』
翔「はぃ。」
おぉ！
『じゃあこの海の様な扉のエレベーターは、夏？』
翔「はい。」
おぉぉ！
『じゃあじゃあ、このもみじ柄は、秋？』
翔「はい。」
おぉぉぉ！
『それじゃあ…この雪の結晶柄は………
冬？』
翔「そうでございます。」
おぉぉぉぉ！！！！！
翔「………それで、どのエレベーターに致しますか？」
へ？
何も言ってくれないの？
…………