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危険な病院

第6章 甘くなった隼人さん

「じゃあ、そろそろいれる。」


優ちゃんは自分のモノを出して言った。


何するの…?


わからなかったけど、なんか怖かった。


怖い…!


「隼人さんっ!助けてっ!」


私は無意識に隼人さんを呼んでいた。


そのとき


ガラッ!


扉が開き、隼人さんが入ってきた。


すると、隼人さんは優ちゃんの右のほっぺたを殴った。


「てめぇ、早く帰れ。」


隼人さんはとっても怒っていた。


「…。」


優ちゃんは部屋から出ていった。


「…桜、ゴメン……。
俺がもっと早く来てれば…。」


自分を責める隼人さんに震える体で、否定した。


そんなことない。


助けてくれただけで…嬉しかった。


隼人さんは私の体を抱き締めて言った。


「…泣いていいから。」


その言葉とともに、私の瞳からは涙が溢れた。


「はやとさっ…ふぇ…怖かっ…た」


泣きじゃくる私を、隼人さんはただ抱き締めてくれた。

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