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自然に手に力が入る

…今言わなくちゃ

私はみらいちゃんを真っ直ぐ見つめた


『…なんで私がみんなに言うのよ。

みらいちゃんが怒らせたならみらいちゃんが謝るのが普通でしょ？

困った時ばっかり私に言ってこないで

みらいちゃんが怒らしたんだから

自分でなんとかしなさいよ！』



自然に声が大きくなってしまった

このみんなといれなかった期間いつもそう思ってた

思ってることを言うのは怖かったけど

私はなにも間違ったことは言ってないって自信がある



『…なによ……

ユウちゃんはみんなと仲良いからそう言えるだけよ…

コウキ君のこと独り占めしてるくせに…!!

みんなのこと独り占めにしていい気になってｯ!!』



コウキ君を独り占め…？

…もしかして……



『…コウキ君のこと…好き…なの…？』