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I'll protect you.

第16章 夏休み



あ…

…やりすぎたかも……?


シン君とコウキ君は話をやめてカナがびしょびしょになっている姿を見て笑いを堪えている


カナは尻もちをついたまま俯いている


…ヤバイ


カナはフッと静かに笑った


「…いい度胸じゃないか。

…そんなに溺れたいなら俺が放り投げてやる!!」


そう言ってカナは私の体を持ち上げた


もう溺れたくない!!!!


カナに持ち上げられたままジタバタしているとカナがバランスを崩した


そして



バシャバシャーーンッ!!!!



「ユウが暴れるから俺までびしょびしょじゃんか!」


『最初に私のことを投げたのはカナ達でしょ!』


カナと顔を見合わせると


『「びっしょびしょ!」』


と、大笑い


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