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I'll protect you.

第16章 夏休み


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ミーンミーン…



セミの音で目が覚める


目を開けるとそれは家ではなくて

見慣れ無いテントの中だった




…暑い!!!


あまりにムシムシするからかけていた布団を足で思い切り蹴飛ばした


ふと、隣を見るとカナはもういなかった


私が起きると同時にコウキ君も目が覚めたらしく眠そうにめをこすってバッと起き上がった


「暑いわ!!!!なんだここ!!」


まだ朝のはずなのにテントの中は既にサウナ状態で私とコウキ君は汗だくだった


「…あれ?

シンとカナがいない」


取れるんじゃないかってくらい首をブンブン振りながら二人がいないことを確認しているコウキ君


すると入口のチャックが上の方だけ開いた


「やっと起きたのか

二人ともおはよ。

朝飯食うから出てこい」


そう言って顔だけ覗かせるシン君…

今日もカッコイイです…


しばらくシン君を見つめて充電完了。


今日も1日やっていけそうです…


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