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I'll protect you.

第17章 気持ち



シン君はどっちに行ったんだろ…?



カナの家の前でどっちに行こうか迷っていると



目の前に広がる海の浜辺に一人座っている影が見えた


半信半疑で近付いていくと



いつも見ている後ろ姿


見間違えるわけが無い


そこにいたのは


…シン君だった



私がそっと近付いていくとシン君は首だけ私の方に向けた



「起こしちゃった?」



申し訳なさそうに眉を下げるシン君に私は首を横に振った



そっと、シン君の隣に腰掛けてただじっと夜の海を眺めた



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