テキストサイズ

I'll protect you.

第37章 独占欲




「あ?今なんつった?」




「ヤリチン坂口って言ったんだけど聞こえなかった?」




女を性欲処理にいいだけ使って



いらなくなったら捨てる



こんな、男に優が……っ






「お前、そんなに痛い目に合いたいか?」






「優の写真消してください」






「優の写真ってこれか?

その表情最高だよな?

たまんねーな」





……やめろ






これ以上優を……








「見んじゃねーよ」








俺はそいつが喋れなくなるくらいに殴り続けた。




携帯から優の写真を消して、




誰に送ったかも全部確認した




そして……







「後はお前だけだ、藤宮」







「優への金は出してやる。

何の手出しもしない。

でも、条件がある」






「は?」





この後に及んでまだ言うか





次はなんだよ













「俺の下に付け。

逆らうな。そしたら優には何もしない」











どーゆうことだ






下に付くって……







「日向、従え」







「神崎?」






「それしか、守る方法はないんだ……」








神崎……






お前が藤宮の言いなりになってたのは……






お前は俺と同じだったのか






「わかった……」







俺は、藤宮の言いなりになるしかないんだ。






優、ごめん





でも、これで優の生活費も貰えて




優が自由になるなら




俺はそれでいいと思えたんだ。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ