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I'll protect you.

第40章 受験生

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それから、私達3年生は家庭学習期間に入り



学校に行くこともなくなった。



既に入試試験は全て終わり、ただ結果を待つのみだった。



一週間に一度は必ず、心君を充電しに屋上へ行っていたけれど、それももうできない。



高校を卒業すれば心君との思い出も色褪せてしまう。



どんどん、心君を忘れていってしまう恐怖だけが私の中にはあった。





『後、2週間で卒業か……』






気付けばもう別れの季節。



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