I'll protect you.
第9章 優しさ
気付けば夜になっていて
廊下から美味しそうな香りが…
シン君の家にももちろん夕飯の時間がある
私がいたら迷惑じゃないか!
…帰らないと……
シン君が一階に行ったっきり戻ってこない
…もしかして……!!
《あの子何時までいるの!?失礼な子ね!!》
…とかってシン君がお母様に怒られてるんじゃ…!?
…どうしよう……
申し訳ない…
すると、開いていたドアからひょこっとシン君が顔を出す
「ユウ!
今日カレーなんだけどユウも食べてけって母さんが」
…えっ!?
『いいんですか!?』
遅くまでお邪魔して遊ばせてもらって夕飯まで!?
本当によろしいのですか!?
「うん、母さんが食べてけってうるさいんだ」
『じゃあ、いただきます…!!』
シン君は、了解と言いお母様に報告しに行った
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