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ショートラブストーリー

第6章 祐香(ゆか)

後ろから腕を引っ張られて、そのまま抱き止められた。

「心臓、撃ち抜かれた」

「はい!?」

「どれだけ威嚇されても…あんな顔真っ赤だと可愛いだけだってば」

そのまま覆い被さる様に顔が近づいて…

「ちょっと…あたし、シャワー…」

「ん…でも、もう一回シたい」

「え…あ、ん…っ!!」

抗議する間もなく、口を塞がれて。

角度を変えながら繰り返されるキスに、頭がほわんとなっていった。

足に力が入らず友喜にしがみつくと、あたしを軽く抱き上げ、ベットへ誘われる。

あ、そう言えば。
あたし、まだ友喜にプレゼント渡してないや。
さっきのお返しに、友喜が眠ったら枕元に置いとこうかな。

それで、朝起きたらそれ付けてクリスマスデートをやり直そう。

知らず知らずの内に笑みを浮かべたあたしの頬に、友喜からの優しいキスが降ってきた。





おわり

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