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ショートラブストーリー

第4章 美夜子(みやこ)

「もー、最悪ぅ」

あたしは自分の部屋で机に突っ伏した。

目の前には数学の教科書とプリントが三枚。

明日までにやってこいって… 先生、めちゃ意地悪だよ。

確かに授業中寝てたあたしが悪い。でもだからってこれはないでしょ!?

どーしようかな…。

ちらりと窓の外を見る。

隣の家の、貴史の部屋の窓。まだ電気付いてる…。

「たかちゃん、いる~?」

………。あれ?返事なし?

「たかちゃん?」

あたしは屋根伝いに貴史の部屋に入った。

「あれ?いないの!?…お風呂でもいったのかなぁ…」

電気つけっぱなしならすぐ帰ってくるかな。出直すのメンドイし、このまま待ってようかな…

貴史の机にプリント広げて、考えてみる…けど、分からないものは分からない!!

「…たかちゃん来るまで暇潰ししよ…」

テレビ付けたけど…あんまり面白い番組やってないなぁ…DVDでもなんかいいのないかなぁ…

あたしは一番手前にあったDVDを再生した。


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