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お兄ちゃんは…

第18章 *体育館裏*

嫌な予感しかしないけど、次の日の放課後、体育館裏にひなと行った。
皆には、遅れてくから先に帰っててって言ってある。

体育館裏に行ったら、誰かいた。
俺は隠れて、ひなはその人の近くに行く。

ひ「あの…」
ひなが声をかけると、その人が振り返った…
あいつは…

「ひなちゃん?和也の妹さんだよね?」

俺のクラスメートだった。

ひ「はぃ。あの手紙って…」
「そう。俺が書いたの。」

あいつ…

ひ「何か、用ですか…?」
「あのさ、この状況でそれはないでしょ?」
ひ「へ?」

もう無理。
我慢の限界。

「だから、俺は…
『やめろ』
ひ「和にぃ!」「和也!?」
『それ以上ひなに近づくな。』
「どうしてお前がここにいる?」
『ひな、こっちおいで。』
ひ「うん…」
「チッ……ひなちゃん、また話そうね?」
『会わせてあげないから大丈夫だよ☆』

『ひな、帰るよ。』
ひ「うん。それじゃ」
ペコッ

あんな奴に礼なんてしなくていいのに…
あいつ、マジでゆるさねぇ

~その頃、体育館裏に一人残されたのは…~
「和也め……邪魔しやがって…
今に見てろよ…
謝らせてやるから…」

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