お兄ちゃんは…
第2章 *秘密*
【雅紀side】
こんにちわ。
晴嵐雅紀です。
これから話す事も、もちろんひなは知らない。
いつかは言わなければいけないけど…
ひなはね、10年前にこの家に来たの。
ひなは、もともとひとりっ子だったみたい。
その時の事は、まだ小さかったからよく覚えてない。
でもね、俺たちの親はね、俺たちにこう言ってどこかへ行っちゃったんだ。まだ小学生とかの時に。
「これから話す事をよく聞きなさい。ひなは、お前たちとは、義理の兄妹です。でも、その事はまだ、ひなには言わないで下さい。時が来たら、その時に…話して下さい。これから5人とひなで生活をしていきなさい。お父さん達は、お仕事で外国に行きます。お金は銀行にあります。通帳は智に渡しました。
みんなで仲良く暮らすんだよ。
また会える日を楽しみにね。」
だから、俺たちは、言われた事を守ってる。
こんにちわ。
晴嵐雅紀です。
これから話す事も、もちろんひなは知らない。
いつかは言わなければいけないけど…
ひなはね、10年前にこの家に来たの。
ひなは、もともとひとりっ子だったみたい。
その時の事は、まだ小さかったからよく覚えてない。
でもね、俺たちの親はね、俺たちにこう言ってどこかへ行っちゃったんだ。まだ小学生とかの時に。
「これから話す事をよく聞きなさい。ひなは、お前たちとは、義理の兄妹です。でも、その事はまだ、ひなには言わないで下さい。時が来たら、その時に…話して下さい。これから5人とひなで生活をしていきなさい。お父さん達は、お仕事で外国に行きます。お金は銀行にあります。通帳は智に渡しました。
みんなで仲良く暮らすんだよ。
また会える日を楽しみにね。」
だから、俺たちは、言われた事を守ってる。