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お兄ちゃんは…

第10章 *3年前の…*

翔「ちょっと俺、ひなの様子みてくる」
『うん。』
多分、寝たか見に行ったんだと思う。

ほら、すぐ帰ってきた。
翔「寝てた。」
智「じゃあ、始めようか。」
こういう時の智さんはしっかりしてる。

和「俺ね、率直に言うとね…」
潤「藤宮がひなのこと狙ってる…でしょ?」
『うん。そう思う。』
潤が言いにくいところを言ってくれた。

雅「実は俺もそう思う。ひなの性格からして…」
和「今日、ひなが保健室にいる時、藤宮がきたんだ。それで、早退するって言ったら、送ってくって…」

話し合いの時、あまり敬語は使わない。

智「それは…」
翔「もう、狙ってるとしか言い様がないね…」
雅「どうしよう…」
みんな、同じ事を考えてる。
こんなに考える理由は、3年前にあんな事が起こったから…

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