お兄ちゃんは…
第10章 *3年前の…*
美咲が学校に来なくなって2ヶ月だった時、ついにメールも途絶えた。
いくらメールを送っても、返信は来なかった。
そんな日が続いた2週間後だった。
美咲からメールが届いた。
でも、嬉しい内容ではなかった。
《ありがとう。翔と過ごせて楽しかった。翔の彼女でよかった。何も言わずに先にいく私をどうか許さないで。私の事を嫌いになって…。翔と過ごした時間は、私にとってかけがえのない宝物だよ。翔のために私ができる事はこれしかないから。翔、ありがとう。翔の幸せを祈っているわ。どうか幸せになって。ほんとにありがとう。翔、愛してる。》
そんな文と一緒に、これまで藤宮にされてきた事が書いてあった。
俺はすぐに探しに行った。
智さんだけには本当の事を言ったけど、他の人には学校に行ってくるといった。
外は雨が降っていた。
俺は探した。
傘もささずに。
でも、見つからなかった。
いくら探しても、美咲は…
いくらメールを送っても、返信は来なかった。
そんな日が続いた2週間後だった。
美咲からメールが届いた。
でも、嬉しい内容ではなかった。
《ありがとう。翔と過ごせて楽しかった。翔の彼女でよかった。何も言わずに先にいく私をどうか許さないで。私の事を嫌いになって…。翔と過ごした時間は、私にとってかけがえのない宝物だよ。翔のために私ができる事はこれしかないから。翔、ありがとう。翔の幸せを祈っているわ。どうか幸せになって。ほんとにありがとう。翔、愛してる。》
そんな文と一緒に、これまで藤宮にされてきた事が書いてあった。
俺はすぐに探しに行った。
智さんだけには本当の事を言ったけど、他の人には学校に行ってくるといった。
外は雨が降っていた。
俺は探した。
傘もささずに。
でも、見つからなかった。
いくら探しても、美咲は…