テキストサイズ

お兄ちゃんは…

第14章 *ハプニング発生*

疑問を抱えたまま下校の時間になった。

~車内~
行きは中学→高校だけど、帰りは高校→中学だから、智にぃと翔にぃがいた。

にぃ達に、ここで聞いてみようと思う。

『ねぇ…』
和「何ですか?」
和にぃはいつもちゃんと返してくれる。
1番の事が多い。

『あのね、今日ね、藤宮先生が辞めたって聞いたの。』
雅紀にぃの顔が、一瞬安心した様になったのを私は見逃さなかった。
それと同時に、翔にぃの顔が一瞬強張ったのも。

和「そうなんだ…」
『それでね、朝、雅紀にぃが言ってた事、気になったの。ビックリしないでねって言ったでしょ?それにね、教頭先生と目があったの。にぃ達、何か知ってるんでしょ…?』

「「………」」

『教えて…?お願い。誰にも言わないから…』
和「ひな…」
翔「家の中で話すよ。これに関連する今までの事、全部…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ