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俺の好きな人

第6章 少しの勇気




「どうした?寒いから家上がれ。」
「あ、あぁ........」





瀬戸の部屋に上がった。
瀬戸は飲み物を出してくれた。





「その......山口にプリント持っていけって頼まれたから.....これ...」
山口とは俺たちの担任だ。




「あぁ、ありがとう。」
「お、俺もう帰るよ!!」





俺が立ち上がりドアに手をかけるといきなり抱き締められた。







「なっ、何やって!」
「そろそろ返事を聞こうと思って。そのために来たんだろ?」
「返事?」






俺はなんのことか分からなかった。

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